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お地蔵さまと宗旨の関係
お地蔵さまは仏教の菩薩さまで、仏教とは縁が深いため、お寺で祀られているのが多く見受けられます。 豊中には、境内にお地蔵さまを祀っている寺社が18あります(2022年3月現在把握している数値)。 その宗旨別の数は下表の通りです。(画像をクリックすると拡大表示されます) [![ブログ用画像size320](/dbs/images/lb00213/A_00213180_160001.jpg)](/dbs/images/lb00213/A_00213180_160001.jpg) 最も多いのは曹洞宗です。豊中市仏教会の会員寺院数と対比すると、曹洞宗や黄檗宗(いずれも禅宗)はお地蔵さまを祀る寺院の比率が高い事がわかります。 寺社名の末尾に記載した記号は北摂アーカイブスの識別番号で、この番号の記載のある寺社は写真を掲載したアーカイブページがあります。(識別番号をキーワードとして検索するとアーカイブページを開くことができます) それぞれの寺社では境内にお地蔵さまを祀っています。地蔵院(桜の町)では本尊として江戸時代から伝わる地蔵菩薩が本堂に祀られており、地域のお地蔵さまとして親しまれているとのことです。 それぞれの寺社には写真の撮影、掲載の了解をいただき、お地蔵さまの来歴などについてお話しを伺いました(一部の社寺を除く)。その時に、お地蔵さまを祀ることについて宗派の教義に基づくものなのかどうかを質問しましたが、いずれも宗派の教えとは直接関係ないとのお答えで、教義的なつながりは確認できませんでした。 ただ、圓満寺(蛍池東町:曹洞宗)のご住職は「曹洞宗はお地蔵さまとは縁が深く、町内の地蔵盆に出かけて法要しているのはほとんど曹洞宗の寺院である」との話をしてくださいました。 表の数値に表われているように、曹洞宗(および黄檗宗を含む禅宗)はお地蔵さまとの親和性が高いようです。 北摂アーカイブスの「お地蔵さま」に関するブログの一覧は、こちらをご覧ください https://hokusetsu-archives.jp/cms/ozizousama/blog
掲載日: 2022-03-08 (C137)