項目内容
ID T_00005122
タイトル 克明尋常小学校校舎棟上式
撮影年 1931(昭和6)年から1932(昭和7)年頃
撮影場所 豊中市岡町北
内容・説明 明治21(1888)年4月に公布された市制・町村制によって翌22年4月に新免、南轟木、山ノ上、桜塚、岡町の5つの村が合併して豊中村となりました。村の成立に伴い、それまでの轟木小学校に校舎を増設し、桜塚小学校、轟木小学校を合併する形で克明尋常小学校と改称されました。
地名を冠していることが多い豊中市内の小学校の中でも珍しい「克明」という校名は、初代校長の看景寺住職 豊島了寛氏が「書経」の「堯典編」の中にある「克明峻徳」から「すぐれた人の道をよく勉強してあきらかにする」といった意味で命名されたそうです。
明治43年箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)の開通後、豊中市は住宅開発が進み、それに伴って人口は次第に増加し、児童数、学級数の増加のため校舎の増築を繰り返しながら、克明第二尋常小学校(現在の桜塚小学校)、克明第三尋常小学校(現在の大池小学校)と新設校を分化させていきました。
昭和6(1931)年1月には、学級増加のため、建坪約713坪を増築することになりました。
写真は その当時の棟上式のものと思われます。
昭和11年に豊中村が豊中市となり、豊中市立克明第一尋常小学校と改名されました。
第二次大戦中には明徳国民学校と改称されましたが、昭和22年にもとの克明小学校に戻りました。

参考:「新修豊中市史 学校教育」
提供者 奥田恭規さん
二次利用 許可 (表示・非営利・改変禁止)
公開日 2014-03-01
キーワード 学校,建築,棟上げ
分類 たてもの
位置
(撮影対象)

34.781502,135.463394